2008年 07月 13日
横浜ギタースクールギターコンサートシリーズ Vol.2 利きギターの会 2008年7月13日 横浜市旭区民文化センター サンハート音楽ホール 第1部 YGSジョイントコンサート 第2部 利きギターの会 演奏:堀井義則 1.もしも彼女がたずねたら (D・レイス) ギター:J.L.ロマニリョス 2.プレリュードニ長調・ラグリマ (F・タレガ) ギター:A.マリン・モンテロ 3.シチリアーナ (作者不詳) ギター:J・ヤコピ 4.ショーロ鐘の音 (J・ペルナンブーコ) ギター:M.コルドバ 5.エストレリータ (M.M.ポンセ) ギター:J.ラミレス 6.11月のある日 (L.ブローウェル) ギター:K.アラム 7.タンゴアンスカイ (R.ディアンス) ギター:M.アンヘル 8.コンポステラの歌 (作者不詳) ギター:山本篤史 9.アメリアの遺言・聖母の御子 (カタロニア民謡) ギター:エルナンデス・イ・アグアド 10.コユンババより第1楽章 (C.ドメニコーニ) ギター:P.ベルナベ 利きギターブラインドテストコーナー 10本のクラシックギターの銘器を持ち寄って、それぞれのギターの響きを楽しむというある種 マニアックかつ贅沢なコンサートに行ってきました。 第一部はYGSで大関・横綱クラスの腕前(と先生は説明し、いきなり聴く人の興味のハードルを上げてしまうのだった)のお三方が演奏し、発表会とはまた違った独特の緊張感の下、それぞれのギターの特徴を発揮していました。 そして、第二部。普通であれば演奏前に曲の説明があるのですが、ギターの説明が入ります。弦楽器フェアでもありえない、この面白い光景。 10曲の演奏後に、ブレインテストがあるので、楽器の特徴を渡された用紙に書いていくんですが、演奏者の腕前が凄すぎて、それぞれのギターをどうすればよく響かせるのか瞬時に把握してしまうため、途中から曲の印象を書いてしまうことに。 私はよくその音を色とかで理解するんですが(音色という言葉もあるとおり)、スペイン系のギターはその色合いがよく似ていて完全に把握ができませんでした。\(^o^)/ 演奏内容についていうと、今回の曲目はこの会の特徴から3~5分で終わる小品がほとんどで構成されているんですが、こんなに美しい響きに満ちた演奏を聴けたのはいつだったのか忘れてしまうほど素晴らしいものでした。正直、ギターの違いを念頭に入れながら聴いていましたが、そんなちっぽけなことが吹っ飛んでしまうほど素晴らしいコンサートでした。 さて、最後のブラインドテスト。舞台上で先生が同じフレーズ(高音部と低音部のパートが出てくる有名なフレーズ)を10本のギターで演奏しまして、私は舞台を見ずに下を向いて音だけに集中していたんですが、結果10本中3本でした。当てたのはヤコピ、アラム、エルナンデス・イ・アグアド。ブラインドして聴いた方では7本が最高でした。 こういう試みはギター弾きにとっては至福の時間で、あのギターはああでもないこうでもないとさまざま議論できます。今回は私のギターは提供しなかったのですが、次回の会では提供し、どのように聞こえるか感じてみようと思います。 その後、5時から始まった打ち上げに参加し、5時間飲んで食べてしゃべって満足して帰宅いたしました。いい日でした。
by endodyssey
| 2008-07-13 23:51
| 音楽
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