長期放浪冒険旅行

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2007年 11月 29日

ムンク展/国立西洋美術館

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ムンク展。目玉の「叫び」はないが108点(煩悩)なかなか見応えのある絵が多かった。

平日の午前中でも混んでいるんじゃないかと不安に思ったものの10時少し前に入場したら、人もまばらだったので拍子抜け。1点に2,3人が鑑賞している感じ。鑑賞環境は非常に良好。

不勉強の極みなのだが、ムンクと「叫び」以外の作品をあまり知らなかった私は今回の展示会がムンク作品のイントロダクションに非常に相応しい美術展に感じられて楽しく鑑賞できた。

連作、装飾という観点から見るに「不安」「絶望」「叫び」の絵は同一なのだなと。赤い空に斜めにキャンバスを横切る橋、人が連なり「不安」となり、一人の人間が沈んだトーンで「絶望」を伝え、人間の心の叫びを絵にした「叫び」。ムンクは自分のアトリエの壁に作品を掲げ、一番良い配置となるようにみていたとうことで、今回の美術展の配置もくどすぎず、淡白すぎずいいあんばいで見れたのが良かったところ。

惜しむらくは今回の作品はオスロ市立ムンク美術館がメインなので、フレイア・チョコレート工場、オスロ市庁舎の壁画はなく、その構想のスケッチや習作でお茶を濁していたところか。チョコレート工場の絵は現地に行っても見られないからなぁ、残念。

とはいえ、メインは生命のフリーズ。愛と死、喜びと絶望という怨念こもったものを絵にぶちまけているので、このシリーズが人気があって核となっているのもうなずける。ムンクの女性への憧れとエロスをびんびんに存分に味わえるのもここだし。「叫び」はなかったけれど、「不安」「絶望」、そして「吸血鬼」にはなかなかゾクゾクと感じさせてくれた。

ところで、「叫び」の展示がないのは何でだろうと調べて見たら、「叫び」の構図の作品は複数存在し、ムンク美術館蔵の作品が盗まれたもので破損がひどい状況にあると。
1994年にも盗難されて戻ってきてまた盗まれて。もし、日本で起こったら、関係者はかなりの断罪を受けそうなほど、有名画の展示するハードルは高くなった模様。そういう意味で美術館の警備もある意味大変だ。

そんなわけで、今後ムンクの作品をもっと見てみたいぞと思わせてくれる美術展だったのでなかなかいい切り口だったのではないかと思う。

美術展はなんだかんだで2年ぶりだったので、久しぶりに楽しめた。やはり平日午前中は美術鑑賞に非常に向いている。人大杉だとこんな風に感想は書けなかったと思われる。

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by endodyssey | 2007-11-29 21:35 | 美術
2007年 11月 25日

[書評]国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて
佐藤 優 / / 新潮社
ISBN : 4104752010



序章 「わが家」にて
第一章 逮捕前夜
第二章 田中眞紀子と鈴木宗男の闘い
第三章 作られた疑惑
第四章 「国策操作」開始
第五章 「時代のけじめ」としての「国策捜査」
第六章 獄中から保釈、そして裁判闘争へ
あとがき


外務省に入省、ロシア専門家として外交に従事。インテリジェンスの世界で働いてきた佐藤優の処女作。2002年5月の国策捜査で背任容疑で逮捕された512日間の拘置所での闘争を舞台にしている。

これほど濃密な描写でぐいぐいと読ませる本もなかなかない。しかも、これがノンフィクションということであればなおのこと。著者の視点で自論に基づいて書いているので、ある意味ミステリ・サスペンスなのかもしれない。

正直、当時は鈴木宗男逮捕の一幕とその後のワイドショー報道が大きくて、それ以外の逮捕者の記憶がするりと抜け落ちている。だからそれが勿体無いと思うと同時に新鮮に感じられるところもあると思う。

第3章までのロシア外交の立役者としての活躍もさることながら(田中眞紀子と鈴木宗男の応戦と国防あたりも面白い)、4章以降の国策捜査が一層面白く感じる。西村検事との手は組まないが、それぞれの理想から仕事を行い、ぶつかりあいながら着地点をお互いで探しあう。敵同士で分かり合えないながらも理解を示し、ある事実と正義に立ち向かおうとしている様は地味ながらも状況が視覚化されるような感覚が起きる。

サイドリードとしては拘置所の食事が美味しい、タマ入れの有無など小ネタも満載。

どうせなら森まで出てきてぐしゃぐしゃにやって欲しかったという気持ちもある。

佐藤氏の国のための正義がこの事件を引き起こしたというくだりには納得。
「対ロシア外交等への思い入れの強さが事件を引き起こした」という評価は客観的に見て正しい。2000年までに是が非でも北方領土問題を解決し、日露平和条約を締結するという国家目標に真摯に取り組んだが故に私たちは「国家の罠」にとらわれてしまったのだ。(p.393)


佐藤氏の今後の著作もどんどん読んで行きたい。
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by endodyssey | 2007-11-25 22:18 |
2007年 11月 22日

若者はなぜ3年で辞めるのか?

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)
城 繁幸 / / 光文社
ISBN : 4334033709




はじめに 「閉塞感の正体」を見きわめる
第1章  若者はなぜ3年で辞めるのか?
第2章  やる気を失った30台社員たち
第3章  若者にツケを回す国
第4章  年功序列の光と影
第5章  日本人はなぜ年功序列を好むのか?
第6章  「働く理由」を取り戻す
あとがき


個人的ポイント

・今求められる転職市場での人材像考察 コアとなれる能力・一定の専門性
・年功序列制度の崩壊 若者のただ働き、将来の見返りが少ない 空手形をつかまされる
・サラリーマンとビジネスマンの違い
・日本の現状の成果主義 年功序列の言い換え
バブル世代が一番の貧乏くじ→20代転職市場存在せず、30代で年功序列は崩壊逃げられない
・新卒正社員のレールを逃すと負け組みに落ちる社会システム
・体育会系、従順な羊
・働くこと、やりたいこと、レールを降りること
・自分で道を決める、自分の動機と向き合う
・自分が生きるための見出す
・将来の飯のありつき方「だけ」を考えて今を生きない
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by endodyssey | 2007-11-22 22:13 |
2007年 11月 21日

五輪最終予選U-22日本-U-22サウジアラビア in 国立競技場

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U-22日本 0-0 U-22サウジアラビア


GK: 41西川
DF: 3 青山直 4 水本(cap) 5 伊野波
MF: 2 細貝 6青山敏 7水野 8本田圭 17柏木
FW: 11岡崎 20李



今日の昼は天気が良かったので当日券購入して7時過ぎに国立到着。
無駄に人大杉。絶対これ動員かけただろ、電通。

というわけで一番上段の柵に乗って観戦(もちろん立ち見)。今日は自由席の席難民の多かったこと。運営はちゃんと仕切れといいたい。

さて、今日は内容より結果。90分終えて引き分け以上で北京に行き、それを現地で味わうというのが3000円払った意味なので(内容なんて反町が監督なんだから求めても無駄だ)、
それがちゃんと遂行できたということで合格点。

最初の10分でのサウジの攻撃で点が入っていたら全然展開が変わっていたけれど、ピッチの11人が何とか考えて失点しないようにやりくりしていた点は評価できる。

このチームは個人の個やセットプレーでしか点が取れないチーム力としては底にある状態だったけど、今日の試合では連動性もごくたまに出せたり、点の匂いが感じられるプレーも見られたので、五輪までに監督が変わって上手く進めばGL突破する可能性も出てきそう。

柏木の泥臭いプレーや水本の玉際の安定感が随所に見られたので、非常に風が強く肌寒い試合の中では見に行ってよかったかなと感じられる試合だった。内容はあまりなかったけど。

というわけで、今後も国立での試合は見に行こう。そして、もう国立の座席はどう考えても37000~40000くらいしかなさそう。大改修して増設しないと今後も席難民が異様に増えそうな感じ。
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by endodyssey | 2007-11-21 23:02 | サッカー
2007年 11月 19日

第30回 東京一ノ蔵を楽しむ会

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第30回、一の蔵を楽しむ会という日本酒を飲んで飲んで楽しむ会に行ってきました。
非常に年齢層が高い会なのはアレですが、美味しく飲んで飲んで呑まれずすごしました。

但し、会社で行きましたので、上司に粗相が無いようにひたすら気を張って、酒や水や食料をピックするのに神経をかけましたが、なんとかやり過ごしました。

あと、日本酒好きな綺麗なお姉さんも多く見受けられたので、それはそれでよろしかったのかと思われます。

終演後は1000人の酒臭い酔っ払いがぞろぞろと会場を後にして、これはやはりとんでもないイベントだったのではないかと感じています。

 ■本日の出品酒■
ウェルカム酒:本醸造しぼりたて生原酒
テーブル酒:有機米仕込特別純米酒
        本醸造しぼりたて生原酒
チケット酒:純米大吟醸 松山天
       花めくすず音
タンク酒:本醸造しぼりたて生原酒 薄にごり
フリー酒:特別純米酒
      特別純米酒 辛口
      特別純米酒 超辛口
      特別純米酒 松籟
      山廃特別純米酒 円融
      爛上がり純米酒
      本桶仕込み特別純米酒
      熟成酒 招膳
      ひめぜん
      米米酒
あま酒      

      




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by endodyssey | 2007-11-19 20:40
2007年 11月 06日

尼損の罠

はてな経由で知ったのですが、Amazonの分割発送が変わったようです。
注文の合計金額が¥1,500(税込)以上でも、商品代金が¥1,500(税込)に満たない商品には、配送料が加算されますのでご注意ください。詳しくは、以下の表をご覧ください。


今までは500円の商品を3つ買って分割発想しても合計金額が1500円だったので、送料無料となるんですが、これからは単品で1500円を超えていないとそれぞれ送料300円が追加されるもの。

一番近い例だと、6月に530円の漫画本2冊と1050円の小説1冊で計2110円だったものが、
送料が300円x3冊分かかって3010円となるもの。

まぁ、物には全て配送量がかかるわけで、それを様々なサービスを使って、送料分の金額を別でカバーしてきたのが、このところの原料高騰で立ち行かなくなったというところかな。

amazon的にはここで、プライム会員(年会費3900円)になろうという動きとなるでしょうが、
別にamazonで買わなくても他のネットショッピングもリアル書店もあるわけで、庶民的に
選択肢を考えるいい機会となったところ。

 ちなみにもう既にamazonで8枚組DVDを予約していることは内緒だ。

***

「価格はあなた次第」のレディオヘッド新作、幾らで売れた?
支払金額の分布 0 62%
0.01~4ドル 17%
4.01~8ドル 6%
8.01~12ドル 12%
12.01~20ドル 4%
(資料:comScore 調査期間:10月1~29日)


私は17%の一人ですな。
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by endodyssey | 2007-11-06 21:46 |
2007年 11月 03日

ナビスコ杯決勝:川崎-G大阪

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川崎フロンターレ 0-1 ガンバ大阪
55'安田 理大




11月3日文化の日。1年で一番晴れが多い日という統計があるらしい(のだが、ソースが見つからなかった)日らしく
本日も快晴でスポーツの秋の絶好のコンディションで3年連続国立に見に行きました。
ナビスコは去年が千葉鹿島、2年前が千葉G大阪、この2回を生で見て、3年前の東京浦和はテレビで見てその後の報告会を見に味スタに行き、
4年前の浦和鹿島もテレビで見て(すごい雨の日だった)というわけで、
個人的にナビスコ決勝は自分の中では村上春樹の神宮球場まったりビールなみにいい塩梅の行事となってきました。

今年も立ち見となりました。

で、試合。川崎はマギヌン不在で中村憲剛、ジュニーニョ次第の様相。
対するガンバはマグノとバレーの強力2トップに遠藤二川のパス供給者ががっちりいて
その後ろに橋本と明神の実力派がいて加地と安田とベストメンバー。

見た目の駒を見るとガンバ優勢でしたが、試合もお互いブラジル個の力でぐいぐいと
押し込んでいく感じで進みましたが、徐々にガンバペース。
川崎はけっこう引いていて最後で抑えてましたが、先に点を取られるとちょっと決め手が無い感じ。
ケンゴとジュニーニョもしっかり封じられ、セットプレーなど特別なことをしないと、ちょいと厳しいかなという前半。

後半、押し気味のガンバがバレーが入れて真ん中潰れて最後安田。よくも悪くも綺麗に崩すガンバっぽい感じの先制弾。
川崎はジュニーニョオフサイドが多く、先行されて前に人を入れるもののどんどんジリ貧となって攻めが単調となる、このまま終了。ガンバが初のナビスコ制覇となりました。

個人的にどちらのファンでもない私はもう少し面白い試合が見れるかなと思ってたのでちょいと不満なところもあり。
PKだろというシーンも2回はあったかな。

まぁ1500円でナビスコ菓子(今年はチップスターサルサ)も付いて、秋のかなりいい気候の快晴の元、
国立でサッカー観戦が味わえたので、まぁまぁ金額的に楽しめました。
今回点を取った安田が左サイドをしっかり制圧したので、それも勝ちに繋がった要因でしょう。
加地のペットボタル飲みも見れたので満足。

川崎は気負ったか。最近の好調ぶりを上手く消されたか。残念。
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by endodyssey | 2007-11-03 21:22 | サッカー